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急性骨髄性白血病 (AML)
 AMLにおけるWHO分類の大きな特徴として、①末梢血や骨髄内における芽球が20%以上を占めること、②AMLを5つのカテゴリーに整理したこと、③FAB分類で対象外とされた病型を整理したことなどである.AMLの5つのカテゴ...
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 AMLにおけるWHO分類の大きな特徴として、①末梢血や骨髄内における芽球が20%以上を占めること、②AMLを5つのカテゴリーに整理したこと、③FAB分類で対象外とされた病型を整理したことなどである.AMLの5つのカテゴリーについて紹介する.
(1)特異的染色体異常を伴うもの:①t(8;21)(q22;q22):AML1/ETO、
     ②inv(16)(p13q22)or t(16;16)(p13q22):CBFβ/MYH11、
     ③t(15;17)(q22;q12):PML/RARα、④11q23:MLL
(2)多系統の形態異常を伴うAML:①MDSから転化したAML、②多血球系異形
 成を伴う初発AML
(3)治療関連AML/MDS:①アルキル化剤AML、②トポイソメラーゼⅡ関連
 AML
(4)上記以外のAML:①最未分化型(FAB:M0),②未分化型(FAB:M1),③
 分化型(FAB:M2),④急性骨髄単球性白血病(FAB:M4),⑤急性単球性
 白血病(FAB:M5a,M5b),⑥急性赤白血病(分化;M6a,未分化;
 M6b),⑦急性巨核球性白血病(FAB:M7),⑧急性好塩基性白血病,⑨骨
 髄繊維を伴う急性汎骨髄症,⑩腫瑠形成性AML(骨髄肉腫)
(5)系統不詳の急性白血病:①急性分類不能白血病,②急性混合性白血病
     (bilineal tpye),③急性混合性白血病(biphenotypic type)
(たたむ)