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再生不良性貧血
 再生不良性貧血とは、末梢血で汎血球減少症(貧血、血小板減少、白血球減少)があり、骨髄が低形成を示す疾患である。大分類として、先天性の再生不良性貧血(Fanconi貧血)と後天性再生不良性貧血に分類される...
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 再生不良性貧血とは、末梢血で汎血球減少症(貧血、血小板減少、白血球減少)があり、骨髄が低形成を示す疾患である。大分類として、先天性の再生不良性貧血(Fanconi貧血)と後天性再生不良性貧血に分類される。後者は、一次性(原因不明)と二次性(薬剤・薬物・ウイルス・放射線被爆など)に分類される。薬剤・薬物には一定量投与すれば発症するもの(抗癌剤、ベンゾール、放射性物質、無機ヒ素、化合物など)と薬物過敏症が関与し、少量でも発症するもの(クロラムフェニコール、抗痙攣剤、抗甲状腺剤など)がある。本症の病態は不明であるが、造血幹細胞自体の異常、免疫的機序による造血幹細胞の障害、骨髄の微小環境の異常が推測され、大部分が免疫学的機序であると考えられている。
(たたむ)
DATA
画像数 5
性別
年齢 10-14
症例の種類 典型例