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急性巨核芽球性白血病 (AML-M7)
 WHO分類では芽球の50%以上が巨核球系細胞からなる白血病で、従来のAML-M7に相当する。本症のなかに骨髄線維化のためにdry tapを呈する場合があり、その際は骨髄生検が診断に有効になる。M7にみられる巨核芽球...
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 WHO分類では芽球の50%以上が巨核球系細胞からなる白血病で、従来のAML-M7に相当する。本症のなかに骨髄線維化のためにdry tapを呈する場合があり、その際は骨髄生検が診断に有効になる。M7にみられる巨核芽球の特徴を私見を混え下記に示す。
1)巨核芽球は大小不同性で、核は円形~類円形、クロマチンは繊細~粗顆粒状、核小体を有する。細胞質は好塩基性で一般に水泡(bleb)や蕾(bud)がみられる。大小不同性の芽球には薄染状や濃染状の核を有する。
2)巨核芽球はPO染色に陰性で、PAS染色にび慢性陽性、ACP染色に凝集状塊の陽性をみる。EST染色ではα-NAにび慢性の陽性を呈することが多い。
3)巨核芽球の表現型はCD41、CD42が陽性で、電顕血小板ペルオキシダーゼ染色が陽性になる。
4)特異的な染色体異常はないが、inv(3)(q21q26)の異常を認めることがある。
(たたむ)
DATA
画像数 11
性別
年齢 30-34
症例の種類 -

DATA
画像数 10
性別
年齢 00-04
症例の種類 -

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画像数 10
性別
年齢 00-04
症例の種類 -