本サイトは、厚生労働省がん研究助成金総合研究事業および、厚生労働省第3次対がん総合戦略研究事業にて構築され、2014年3月にその事業を終了しております。現在サイトに掲載されている内容は当時の登録状況のまま公開しているため、必ずしも最新の医療に沿う内容ではない場合がございます。ご注意ください。
ご不明点がありましたら九州がんセンターまでお問い合わせください。
全登録症例数:225
全登録画像数:1755 |
真性赤血球増加症(多血症)の診断基準として米国真性赤血球増加症研究グループ(PVSG.1968)によるものを紹介する。
まず、①瀉血以外の治療をしたことがない。②4年以内に診断されたものが 対象となり以下の... (続きを読む) 真性赤血球増加症(多血症)の診断基準として米国真性赤血球増加症研究グループ(PVSG.1968)によるものを紹介する。 まず、①瀉血以外の治療をしたことがない。②4年以内に診断されたものが 対象となり以下の基準がある。 【基準A】 1.循環赤血球量:男36ml/kg,女32ml/kg 2.動脈血酸素飽和度:92%以上 3.脾腫 【基準B】 1.血小板40万/μl以上 2.白血球12,000/μl以上 3.NAP高値 4.VB12-900pg/ml以上または不飽和VB12結合能2,200pg/ml以上 【診断】 A1+A2+A3 A1+A2+Bのうち2項目以上を満たせばPVと診断する。 WHO分類(2001)では、この他に①Hbが男性で18.5g/dl以上、女性で16.5g/dl以上、②骨髄細胞にクローナルな遺伝子異常、③内因性赤芽球コロニー形成などを認めるとしている。WHO(2008)では、JAC2チロシンキナーゼ遺伝子変異を認めるとされる。 (たたむ) ■症例詳細データ
|
|