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溶血性尿毒症症候群
腸管出血性大腸菌(enterohemorrhagic E coli:EHEC)から産生されるベロ毒素は、腎臓を始めとする毛細血管内皮細胞を障害し溶血性尿毒症症候群(hemolytic uremic syndrome:HUS)を合併する。小児期では、EHECで...
(続きを読む) 腸管出血性大腸菌(enterohemorrhagic E coli:EHEC)から産生されるベロ毒素は、腎臓を始めとする毛細血管内皮細胞を障害し溶血性尿毒症症候群(hemolytic uremic syndrome:HUS)を合併する。小児期では、EHECであるO-157感染症に引き続き発症することが多い。ベロ毒素により腸管粘膜上皮細胞が破壊され下痢が起こり、また腸管血管内皮細胞を障害し、腸管粘膜のびらんと腸管出血を起こし、出血性大腸炎を発症する。さらに腎臓の糸球体血管内皮細胞が障害され、微小血栓形成が起き、血栓性微小血管症のため、溶血性貧血、血小板減少、急性腎不全の三徴としたHUSが起こる。治療方針として、高血圧療法に対して血漿交換療法、腎不全に対して人工透析が必要となる場合がある。 (たたむ) ![]() ![]()
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