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Langerhans細胞組織球症
病因は不明で何らかの免疫異常と考えられ、病態にはサイトカインの関与が示唆されている。Langerhans(LH)細胞はIL-1やPGE2を産生し、破骨細胞を活性化して骨融解を来たす。IL-1はCD4+... (続きを読む) Langerhans細胞組織球症 病因は不明で何らかの免疫異常と考えられ、病態にはサイトカインの関与が示唆されている。Langerhans(LH)細胞はIL-1やPGE2を産生し、破骨細胞を活性化して骨融解を来たす。IL-1はCD4+細胞を刺激してIL-2やIFNγの産生を施す。これらのサイトカインはリンパ球や組織球を刺激しその増殖を促すと考えられている。小児例では年間約40例の報告がある(生嶋・今宿.1992)。LH細胞の浸潤臓器は皮膚、骨、リンパ節、軟部組織、肝、脾、肺、下垂体、骨髄、胸腺などがあり、細胞増殖に伴う腫瘍形成や臓器不全を主徴とする。これらの症状として、貧血、血小板減少、肝障害、呼吸器不全、尿崩症などを起こす。胸腺不全は血清中のチムリンの低下や末梢血CD8の減少がみられる。 診断には生検組織よりhistiocytosisX細胞(LH細胞)の増殖を認めることとそれらはS-100蛋白陽性、CD1a陽性で、電顕ではBirbeck顆粒が証明される。 (たたむ) ![]() ![]() ![]() ■症例詳細データ
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