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症例提示(所在地,施設名等): 東京都・ 国立がんセンター中央病院と九州がんセンターの共同作成
TIC症例
症例登録日 2001/05/14
画像数 12
性別 男性
年齢 55-59

画像ID:2441
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[ 画像ID:2441 ]
肺癌の手術より1年半後に下血にて発見された転移性小腸腫瘍の切除例(57才,男性)の切除標本(マクロ)  空腸の切除標本の固定肉眼所見です。空腸に全周性の腫瘍性病変がみられます。潰瘍形成が主体の腫瘍です。原発性の小腸癌では、クレーター部は狭く比較的平滑です。しかしこの例では、クレーター部は中が不均一です。辺縁も不整で、一部では深い潰瘍を形成しています。切除標本でも病変は潰瘍が全周性に認められます。すなわち、原発性の小腸癌では、腸管の短軸方向に、短い範囲で狭小化の変化が著明ですが、この転移例では長い範囲にわたって腸管の伸展性は良くて、狭窄の程度は軽度です。

■詳細データ
疾患(病理主体)の分類転移性腫瘍/
部位(臓器別)小腸/空腸
検査方法マクロ
腫瘍の肉眼分類2型(潰瘍限局型)/
病変の最大径(ミリ)40以上
腫瘍の深達度s(a)
多発腫瘍(同一臓器)
多重腫瘍(他臓器)



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