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腸管嚢胞性気腫症
ガスによる嚢胞が腸壁に多発する稀な疾患です。X線学的には、まず腹部の単純写真で、ぶどうの房状と称される円形のガス像が集簇して見られます。注腸写真では、多発する粘膜下のairのために、腸管の両側にdefectが生じ、“ヒイラギの葉”状を呈します。defectの大きさは大小不同ですが、5mm〜30mmのものが多く認められます。1つ1つの隆起の立ち上がりはなだらかで、隆起の輪郭と表面はあくまで整かつ平滑であって、粘膜下腫瘍の所見を呈します。しかし特徴的なのは、隆起線を追ってゆくと、腸管外のガス像の輪郭に移行することです。内視鏡的には粘膜下腫瘍の形状をもった隆起が多発しますが、その表面には血管が透視でき、しばしば発赤を伴います。

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