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慢性好中球性白血病(CNL)はまれな骨髄増殖性疾患であり、白血球の増加(25,000/μl以上)、末梢血の好中球増加(80%、20,000/μl以上)と
Ph染色体、BCR-ABL遺伝子が認められないこと、臨床的には肝脾腫大が... (続きを読む) 慢性好中球性白血病(CNL)はまれな骨髄増殖性疾患であり、白血球の増加(25,000/μl以上)、末梢血の好中球増加(80%、20,000/μl以上)と Ph染色体、BCR-ABL遺伝子が認められないこと、臨床的には肝脾腫大が診断に有効である。除外すべきは反応性の好中球増加と他の骨髄増殖性疾患や骨髄異形成症候群である。 本例は、顆粒球系が優位のことより慢性骨髄増殖性疾患を考えた。 本疾患は範囲が広域にまたがるために鑑別疾患に対して除外診断を行うことが需要である。最もCMLに類似していたが、好中球(分葉核)が優位と好酸球や好塩基球の増加もなく、NAP活性が高値よりそれは否定した。また類白血病反応では基礎疾患が不明のことから除外した。好中球のみの増加が20,000/μl以上(実際は47,840/μl)、血小板の増加はなく、VB12、血清・尿リゾチーム、尿酸の高値などより慢性好中球性白血病(CNL)を疑った。 (たたむ) ![]() ![]() ![]() ■症例詳細データ
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