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形質細胞骨髄腫は、欧米では全悪性腫瘍の約1%、全造血器腫瘍の約10~15%を占め[Devesaら.1987]黒人に多いとされる。本邦では人口10万人当たり約2人の発症率とされる。発症年齢のピークは60歳代とされる。
SW... (続きを読む) 形質細胞骨髄腫は、欧米では全悪性腫瘍の約1%、全造血器腫瘍の約10~15%を占め[Devesaら.1987]黒人に多いとされる。本邦では人口10万人当たり約2人の発症率とされる。発症年齢のピークは60歳代とされる。 SWOG[Durie BGM.1986]の診断基準によると、①生検で形質細胞腫の確認、②骨髄で30%以上の形質細胞の出現、③モノクローナルな蛋白の存在 :IgG>3.5g/dl,IgA>2.0g/dl,BJP>1.0g/日(アミロイドージスなし)が確定診断につながる。 本例は、光顕的、免疫血清検査の所見から多発性骨髄腫(IgG、λ)と診断された。リンパ節生検による病理学的診断では、増殖する細胞には核形不整を有するリンパ球と形質細胞の彌慢性増殖を認め形質細胞骨髄腫と診断された。治療にはVAD療法が施行された。 (たたむ) ![]() ![]() ![]() ■症例詳細データ
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