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白血病細胞が成熟傾向を示さないAMLであり、骨髄有核細胞の90%以上を骨髄芽球が占め、芽球のPO陽性率は3%以上とされる。
本例は骨髄の芽球が97%と優位であり、PO染色は5%、SBB染色は10%と いずれも3... (続きを読む) 白血病細胞が成熟傾向を示さないAMLであり、骨髄有核細胞の90%以上を骨髄芽球が占め、芽球のPO陽性率は3%以上とされる。 本例は骨髄の芽球が97%と優位であり、PO染色は5%、SBB染色は10%と いずれも3%以上の陽性を示したことよりAML-M1として診断された。しかし、PAS染色の点状陽性はリンパ芽球を支持するものから混合性も考慮すべきと思われた。PO染色とSBB染色は陽性率の相関性より顆粒球染色に使用されるが、陽性率に乖離をみることがある。PO染色はもともと酵素をSBB染色は脂質を染めるという特性から染色の局在性が異なることが原因と思われる。経験的にはSBB染色の方が陽性率は高いようである。PAS染色の2%点状陽性はリンパ芽球を支持するものであったが、表現型では骨髄系のみが検索され追試ができていない。PO染色の低率陽性の場合は混合性白血病も範疇にして骨髄系とリンパ系の表現型の検索は必須である。 (たたむ) ![]() ![]() ![]() ■症例詳細データ
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