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多血球系異形成を伴う不応性血球減少症 (RCMD)
RCMDは複数血球系統に数的減少と血球異形成がみられるもので、骨髄芽球は末梢血で認めないことが多く、骨髄では5%以下とされる。FAB分類でRAに分類されていた... (続きを読む) 多血球系異形成を伴う不応性血球減少症 (RCMD) RCMDは複数血球系統に数的減少と血球異形成がみられるもので、骨髄芽球は末梢血で認めないことが多く、骨髄では5%以下とされる。FAB分類でRAに分類されていた症例の多くが本型に入る。本型に環状鉄芽球を15%以上認める例はRCMD with ringed sideroblast(RCMD-RS)とされる。 臨床的には血球減少に伴って貧血や易感染性や出血傾向が現れる。 骨髄では血球異形成が2系統以上で10%以上認めれば本型の範疇となる。通常アウエル小体は認めないとされる。 本例は、末梢血に芽球が2%、骨髄に3%、また骨髄に2系統(赤芽球、顆粒球系)に10%以上の形態異常を認めることより多血球系異形成を伴う不応性血球減少症(RCMD)を考えた。背景にはマクロフアージによる鉄顆粒の取り込みがみられた。 (たたむ) ![]() ![]() ![]() ■症例詳細データ
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