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転移性小細胞癌(Metastatic small cell carcinoma)にみられる腫瘍細胞は好中球より大型な細胞が大小不同にみられ、緩い上皮性結合を反映してシート状から孤立散在性に出現する。細胞が横に連なる線状配列(イ...
(続きを読む) 転移性小細胞癌(Metastatic small cell carcinoma)にみられる腫瘍細胞は好中球より大型な細胞が大小不同にみられ、緩い上皮性結合を反映してシート状から孤立散在性に出現する。細胞が横に連なる線状配列(インデイアンファイル状配列)やロゼット状配列も稀ではあるが見られる。個々の細胞では相互圧排像、木目込み細工様配列と呼ばれる細胞接着面での特徴もみられる。 核は類円形から多辺形で特に核縁が丸みを失い台形状を呈するものも多い。一般にN/C比は高く、核小体は1~数個認めることがあり、クロマチンは繊細であるが変性とともに粗となり、集団で出現する場合、両者が混在していることが多い。 本例は、骨髄の形態像とNSEが陽性、LCAが陰性より小細胞癌の骨髄転移と診断された。骨シンチにて多発性に異常集積を頚椎、胸椎、頭蓋骨、大腿骨などに認めた。胸部CTにて、両肺にsmall nodules、両側胸水を認め、腹部CTにて肝・膵臓に多発性転移巣、両副腎転移を認めた。本型は肺原発が多いとされるが、本例は膵臓原発の可能性があり、そうだとすれば希少例である。 (たたむ) ![]() ![]() ![]() ■症例詳細データ
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