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一過性骨髄増殖症(TMD)は生後6週以内に発症し、肝脾腫大が主で白血球増加にて白血病細胞を多数認めるが無治療で数週~2ヶ月で軽快することが多い。
本例は、Down症を背景に白血球増加のもと末梢血、骨髄に... (続きを読む) 一過性骨髄増殖症(TMD)は生後6週以内に発症し、肝脾腫大が主で白血球増加にて白血病細胞を多数認めるが無治療で数週~2ヶ月で軽快することが多い。 本例は、Down症を背景に白血球増加のもと末梢血、骨髄に芽球が多数出現し、芽球はPO染色に陽性よりAMLを疑った症例である。しかし、生後1ヶ月の発症と芽球が骨髄よりも末梢血に多く染色体で21トリソミーが認められたためAML-M7と一過性異常骨髄増殖症(TAM)双方を疑った。芽球は無治療で約3週間後に完全に消失したためTAMを疑った。本例の芽球はPO染色に一部陽性(3%以下)であるも大半が陰性でありAML-M7との鑑別が余儀なくされる。芽球の表現型は血小板系を示唆するものであり、GATA1遺伝子が関与する報告(Greene et al.2003)があり、これがTAMの20~30%がAMLへ移行する原因となるという報告(Massey et al.2006)もある。 (たたむ) ![]() ![]() ![]() ■症例詳細データ
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