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脾辺縁帯リンパ腫
 脾辺縁帯リンパ腫splenic marginal zone lymphoma(SMZL)は、脾において辺縁から白脾髄を取り囲むように進展し、ろ胞を消失させて髄内において小型リンパ球が増殖するB細胞リンパ腫である。腫瘍内には辺縁帯細胞...
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 脾辺縁帯リンパ腫splenic marginal zone lymphoma(SMZL)は、脾において辺縁から白脾髄を取り囲むように進展し、ろ胞を消失させて髄内において小型リンパ球が増殖するB細胞リンパ腫である。腫瘍内には辺縁帯細胞と考えられる大型細胞が混在し、さらにtransformした芽球様の細胞が散在する。小型細胞も大型細胞も赤脾髄に浸潤する。脾門部リンパ節や骨髄もしばしば侵される。末梢血にリンパ腫細胞が出るとvillous lymphocyte(VL)の形態をとるが、この場合splenic lymphoma with villous lymphocyte(SLVL)とよばれる。
(青木定夫:WHO分類第4版による白血病・リンパ系腫瘍の病態学.中外医学社.2009)
(たたむ)
DATA
画像数 3
性別
年齢 60-64
症例の種類 典型例