本サイトは、厚生労働省がん研究助成金総合研究事業および、厚生労働省第3次対がん総合戦略研究事業にて構築され、2014年3月にその事業を終了しております。現在サイトに掲載されている内容は当時の登録状況のまま公開しているため、必ずしも最新の医療に沿う内容ではない場合がございます。ご注意ください。
ご不明点がありましたら九州がんセンターまでお問い合わせください。
全登録症例数:225
全登録画像数:1755 |
形質細胞骨髄腫のM蛋白のクラス別頻度は、欧米ではIgG型50%、IgA型
20%、Bence Jones(BJ)型15%、IgD型2%とされる[Salmonら.1988]。日本ではややIgD型が多い[Tsuchiyaら.1994]。 M蛋白以外の免疫グロブリ... (続きを読む) 形質細胞骨髄腫のM蛋白のクラス別頻度は、欧米ではIgG型50%、IgA型 20%、Bence Jones(BJ)型15%、IgD型2%とされる[Salmonら.1988]。日本ではややIgD型が多い[Tsuchiyaら.1994]。 M蛋白以外の免疫グロブリンは減少していることが多く、BJ型骨髄腫や非分泌型骨髄腫では血清M蛋白は検出されず、全ての免疫グロブリン値が減少している。 本例は、骨髄に著増する形質細胞から多発性骨髄腫と診断された。 免疫学的にはIgD(λ)型骨髄腫と診断され、入院後MP療法、維持療法としてPDN療法が施行された。軽快されず外来で治療されていたが、診断1年後、IgD 308mg/dl、尿中BJ 404mg/dlと増悪したため再入院しデカドロンが投与された。 (たたむ) ■症例詳細データ
|
|