大腸全域にびまん性の血管異常(静脈瘤類似)を認めた例 症例提示(所在地,施設名等): 東京都・ 国立がんセンター中央病院と九州がんセンターの共同作成

症例登録日 2000/07/24 画像数 13 性別 男性 年齢 45-49 取得年代 1980-1984

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びまん性"腸静脈瘤"の内視鏡像 　大腸の各部分をまとめて表示した内視鏡写真です。左上はS状結腸、右上は上行結腸から盲腸、左下は横行結腸、右下は下行結腸の部です。細長くて、青味を帯び、蛇行・屈曲した粘膜下の隆起が、びまん性に認められることを示しています。周囲の粘膜には血管の透見性がみられ、ほぼ正常に近い粘膜であることが判ります。この例では、原因は不明ですが、大腸にのみ、静脈瘤に類似した隆起がびまん性に認められたまれな例です。先天性の動静脈奇形の可能性もあります。

■詳細データ

疾患(病理主体)の分類	腫瘍様病変/びまん性静脈瘤
部位(臓器別)	大腸/2区域以上の大腸にまたがるもの
検査方法	内視鏡
多発腫瘍(同一臓器)	無
多重腫瘍(他臓器)	無