下血を来たし、術前に診断し得た肺癌からの転移性小腸腫瘍の切除例 症例提示(所在地,施設名等): 東京都・ 国立がんセンター中央病院と九州がんセンターの共同作成 TIC症例

症例登録日 2001/04/03 画像数 16 性別 男性 年齢 50-54

[ 画像ID:2368 ]
下血を来たし、術前に診断し得た肺癌からの転移性小腸腫瘍の切除例(52才,男性)の病理組織像(ミクロ) 　病変部の中拡大での病理組織像です。粘膜固有層(m)において、間質に異型細胞の充実性およびびまん性増殖を認めます。すなわち固有筋層(mp)、粘膜下層(sm)で病変を形成した腫瘍が、この部では粘膜筋板を破壊して、粘膜固有層(m)に浸潤してきていることがわかります。

■詳細データ

疾患(病理主体)の分類	転移性腫瘍/
部位(臓器別)	小腸/空腸
検査方法	ミクロ
腫瘍の肉眼分類	5型(分類不能)/
病変の最大径(ミリ)	40以上
腫瘍の深達度	s(a)
多発腫瘍(同一臓器)	無
多重腫瘍(他臓器)	無