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症例提示(所在地,施設名等): 北海道・ 札幌厚生病院 (Dr.今村)
症例登録日 2004/04/26
画像数 6
性別 男性
年齢 80-84

内視鏡
内視鏡
内視鏡
CT
ミクロ
ミクロ

■症例詳細データ
病理学分類寄生虫疾患/その他
症例の種類典型例
性別男性
年齢80-84
主訴なし。
病歴当院人間ドックで、肝機能異常を指摘され、精査を行い、肝臓日本住血吸虫症と診断し、経過観察を行っていた。この間、消化管内視鏡検査を数回行い、十二指腸・回腸終末部・盲腸〜S状結腸にかけて微細黄色顆粒の集簇からなる黄色斑の散在を観察し、生検で日本住血吸虫卵を確認した。
既往歴特記すべきことなし。
18〜19歳、中国(大陸)在住
家族歴特記すべきことなし。
一般検査データ赤血球数:363万/mm3、 HgB:11.8g/dlの軽度貧血と、ZTT 16.4KU, TTT14.6KUの軽度肝機能異常以外は異常なし。
備考日本住血吸虫症の消化管内視鏡所見は、微細黄色顆粒の集簇からなる黄色斑が特徴的である。ミヤイリガイから淡水中に遊出したセルカリアが皮膚から浸入し、門脈に住み、腸粘膜に産卵する。急性期には卵内の毒素で腸粘膜を破壊し、腸炎様の症状・所見を呈することがある。慢性期には肝障害、肝繊維化、脳症などを起こす。



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