
患者や家族のQOLの改善を目指して、自然の風景・風情をとりいれた「癒し・憩いの画像データベース」を公開中です。美しい花や自然の景観にリラックスしてください。
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[九州がんセンター]
[国立がんセンター]
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症例提示(所在地,施設名等): 大分県・ 中津市民病院 (Dr.鶴丸、日高)
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症例登録日 |
2005/01/11 |
画像数 |
18 |
性別 |
男性 |
年齢 |
70-74
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■症例詳細データ 病理学分類 | 悪性上皮性腫瘍/腺癌 | 症例の種類 | 稀な例 | 性別 | 男性 | 年齢 | 70-74 | 主訴 | 虫垂炎術後瘢痕からの膿汁分泌 | 病歴 | 虫垂炎術後の瘢痕からの膿汁分泌を認めたため、外科受診。包交等行うも軽快せず、精査加療目的に入院。 | 既往歴 | 19歳時:虫垂炎手術 | 家族歴 | 特記すべきことなし。 | 現症 | 腹壁の虫垂炎切除術の瘢痕に一致して結節状の腫瘤が見られる。 | 一般検査データ | WBC: 5000, Hb: 10.4,腫瘍マーカー;CEA 1.7(<7.0),CA19-9 <6(<37) | 経過 | 回盲部切除が施行された。腫瘍は腹壁浸潤を来たしており、腹壁合併切除された。組織結果は高分化腺癌であった。 | 備考 | 虫垂切除の既往を有する盲腸癌の症例ではおよそ40%に腹壁浸潤が見られるとの報告があり、癒着を介した腹壁浸潤の経路が示唆される。なお、虫垂切除と癌発生の因果関係はないといわれている。
*この症例は平成16年に中津胃腸懇話会で提示されたものです。 |

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