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症例提示(所在地,施設名等): 福岡県・ 白十字病院 (内科、小嶋先生からの提供症例)
GI症例研究会
症例登録日 2009/01/20
画像数 14
性別 女性
年齢 20-24
取得年代 1990-1994

X-P
X-P
X-P
X-P
内視鏡
内視鏡
内視鏡
内視鏡
エコー
ミクロ
その他
その他
その他
その他

■症例詳細データ
病理学分類炎症性・潰瘍性疾患/その他
症例の種類典型例
性別女性
年齢20-24
主訴血便、下痢、発熱。
病歴38度台の発熱あり。近医にて抗生物質(NFLX)を含む感冒薬の投与を受けた。
3日後頃より下痢(5~10行/日)出現。その後も発熱、下痢は続く。
18日後には血便を認めたため、翌日当院受診、精査治療目的にて同日入院となる。
1年前にニュージーランドに旅行歴あり。
既往歴特記事項なし。
家族歴特記事項なし。
現症身長;160cm、体重;45kg、栄養状態;良好。
眼瞼結膜に軽度の貧血あり。眼球結膜に黄疸なし。
胸部;異常所見なし。腹部;右側腹部に自発痛、圧痛あり。脾腫(+)
一般検査データ検血=WBC;3700/mm3、RBC;381×10の4乗/mm3
検尿=蛋白(-)、糖(-)、アセトン体(+)、潜血(-)
検便=虫卵(-)、潜血(+/+)
血液生科学=TP;6.4g/dl、Alb;3.3g/dl、LDH;625IU、Fe;39ug/dl
血清学=CRP;4(+)(10.1mg/dl)
血沈=43/96
経過この患者さんは入院翌日に施行された便培養でSalmonella typhiが検出され、腸チフスと診断された。
直ちに公立の感染症センターに移送された。
そしてChloramphenicolの経口投与にて完全に治癒された。
備考この症例は「胃と腸」第27巻 第12号(1992年)に掲載されています。



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