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症例提示(所在地,施設名等): 佐賀県・ 佐賀大学医学部放射線科 (水口先生からの提供症例)
GI症例研究会
症例登録日 2010/07/07
画像数 16
性別 女性
年齢 65-69
取得年代 2005-2009

X-P
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内視鏡
内視鏡
内視鏡
内視鏡
CT
ミクロ
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ミクロ
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その他
その他
その他

■症例詳細データ
病理学分類炎症性・潰瘍性疾患/その他
症例の種類稀な例
性別女性
年齢65-69
主訴腹痛、低蛋白血症
病歴上腹部痛、嘔気を認めたため近医受診。
胃腸炎として経過観察(抗生剤、ステロイド内服(5mgPSL 3T5日間 → 2T5日間))されていたが、食事摂取不良で症状の改善は認めなかった。
臍周囲の腹痛・低蛋白血症(TP4.2,ALB2.4)が持続することから、精査目的にて当院消化器内科へ入院となった。
家族歴子供(次男)クローン病
経過入院後、低蛋白血症の精査を開始したが、前医検査と比較して自然軽快が見られ、入院時のRTPもほぼ正常であり入院時点では明らかな蛋白漏出性胃腸症の所見を認めていない。
その為、蛋白漏出性胃腸症の更なる精査(α1アンチトリプシンクリアランス)は施行しなかった。
 
また、採血上軽度IL-2Rの上昇を認め、前医DetaにてHTLV-1陽性とのことであったが、LDHやGaシンチも陰性である事から積極的に悪性リンパ腫を疑う所見はないと考えられた。
 
報告では、感染(CMVやEBVの初感染等:今症例では既感染パターン)で同様の変化を認めたというものもあり、経過からは感染による変化が考えられる。
低蛋白血症の原因としても感染による小腸粘膜の変化が疑われる。



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