
患者や家族のQOLの改善を目指して、自然の風景・風情をとりいれた「癒し・憩いの画像データベース」を公開中です。美しい花や自然の景観にリラックスしてください。
関連サイト
[九州がんセンター]
[国立がんセンター]
|

症例提示(所在地,施設名等): 福岡県・ 九州がんセンター
政策ネットワーク症例 , TIC症例
|
 |
症例登録日 |
1999/01/01 |
画像数 |
31 |
性別 |
女性 |
年齢 |
65-69
|
|
■症例詳細データ 病理学分類 | 炎症性・潰瘍性疾患/その他 | 症例の種類 | 稀な例 | 性別 | 女性 | 年齢 | 65-69 | 病歴 | 心窩部の痛みと約10キロの体重減少があり、近医にて治療を受けていた。7ヶ月後、胃の生検にて組織学的に癌が疑われたため、当院を受診した。 | 既往歴 | 特記すべきことなし | 家族歴 | 母と妹に胃癌あり。 | 身体所見 | 身長約151センチ、体重36キロ。皮膚や粘膜に色素沈着、脱毛、爪甲異常などを認めず、表在リンパ節や腹部の腫瘤は触知しない。 | 一般検査データ | 赤血球数---310万
ヘモグロビン---7.2g/dl
血清鉄---2mg/dl
白血球数---2,000
総蛋白---4.9g
アルブミン---2.7g/dl
各種の腫瘍マーカー:正常範囲
CRP、RF、抗核抗体、ASCO、など正常範囲
ツベルクリン反応---弱陽食道と大腸---異常なし
胃粘膜の細菌培養---陰血清ガストリン---正常範囲
| 経過 | 数個の生検で明らかな癌細胞は認められなかったが、異型細胞の存在し、また蛋白漏出、貧血の改善を目的に、胃の切除術が行われた。胃の切除後自覚症状は消失し、体重の増加(36kg~45kg)、貧血の改善(赤血球数310万→367万、ヘモグロビン値7.2g/dl→11g/dl、低蛋白症の改善(総蛋白4.9g/dl→7.2g/dl、アルブミン値2.7g/dl→4.6g/dl)がみられた。
|

|