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症例提示(所在地,施設名等): 東京都・ 国立がんセンター中央病院と九州がんセンターの共同作成
症例登録日 2000/02/14
画像数 10
性別 男性
年齢 65-69

X-P
X-P
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内視鏡
内視鏡
マクロ
マクロ
マクロ
その他
その他

■症例詳細データ
性別男性
年齢65-69
主訴下血。
病歴下血を認めたため、近医を受診した。直腸診にて直腸腫瘍を指摘され、精査・治療を目的として紹介された。
既往歴23歳時:虫垂切除
50歳時:声帯ポリープ切除。
家族歴特記すべきことなし。
現症貧血・黄疸を認めず。腹部平坦で軟。明らかな腫瘤を触知せず。浮腫を認めず。直腸診にて肛門縁より2cmの部位から柔らかい隆起性病変を全周性に認め、特に病変内部の前壁側に硬い結節状の隆起が触知された。
一般検査データ抹消血、異常を認めず。
経過注腸X線にて直腸Rb全体に6〜7cmに渡る全周性の隆起性病変を認めた。表面は細顆粒状であり、いわゆるvillous tumorの形態を呈するが、病変内部の前壁側に2cm大の結節状隆起が認められ、直腸癌が強く疑われた。大腸内視鏡検査でも同様の所見で、丈の低い細顆粒〜結節が集簇した病変であり、前壁側に丈の高い無茎性隆起が内部に認められ、表面は易出血性であった。生検の結果、focal carcinoma in tubulo-villous adenomaと組織学的に診断された。以上の所見から、低位前方切除術が施行された。



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