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症例提示(所在地,施設名等): 東京都・ 国立がんセンター中央病院と九州がんセンターの共同作成
TIC症例
症例登録日 2000/03/06
画像数 17
性別 女性
年齢 65-69

X-P
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内視鏡
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マクロ
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■症例詳細データ
病理学分類悪性黒色腫/
性別女性
年齢65-69
主訴便秘および排便時出血
病歴4カ月前より便秘傾向となり、2カ月前からは便秘の増強と共に排便時出血と肛門痛を認めるようになった。また、4kgの体重減少があった。入院後の諸検査で直腸の悪性腫瘍と診断され、腹会陰式直腸切除術が行われた。
既往歴特記すべきことなし。
家族歴特記すべきことなし。
現症貧血、黄疸、体表のリンパ節腫大なし。肝、脾腫なし。直腸視診にて、肛門縁より2cmに、2/3周性の表面が凹凸不整で、比較的軟らかい、7cm大の腫瘤が触れた。
身体所見入院時、身長152cm、体重42kg。外見上、著変なし。
経過切除標本の病理組織学的検査で、悪性黒色腫と診断された。リンパ節転移もあり、その後、再発、再手術、放射線治療、化学療法が行われた。効果が認められたが、1年後、突然の多量出血のため死亡された。
備考下部直腸、肛門管の悪性黒色腫は稀な悪性腫瘍で、5年生存率も低い。その画像は特長的な所見はない。症例の存在を知っておくことが大切である。




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