
患者や家族のQOLの改善を目指して、自然の風景・風情をとりいれた「癒し・憩いの画像データベース」を公開中です。美しい花や自然の景観にリラックスしてください。
関連サイト
[九州がんセンター]
[国立がんセンター]
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症例提示(所在地,施設名等): 福岡県・ 九州医療センター
政策ネットワーク症例
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症例登録日 |
2002/02/25 |
画像数 |
16 |
性別 |
男性 |
年齢 |
65-69
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■症例詳細データ 性別 | 男性 | 年齢 | 65-69 | 主訴 | 特になし | 病歴 | 胃集団検診で胃、十二指腸に隆起性病変を指摘され、精査加療目的にて当院入院。 | 既往歴 | 特記すべきことなし | 家族歴 | 特記すべきことなし | 現症 | 特記すべきことなし | 一般検査データ | RBC 3.88×106/ul Hb 9.7g/dl Hct 29.5%
血清総蛋白-6.0g/dl
その他 生化学、血清、腫瘍マーカー等に著変なし。 | 経過 | 胃の病変は体部後壁から大弯に存在する、約5cm大の隆起性病変であった。X線検査では腫瘤表面の粘液付着が強く、描出が不良であった。内視鏡検査では腫瘤表面は絨毛状形態を示していた。生検診断は、胃、十二指腸病変ともgroup3であった。3カ月後、胃局所切除および十二指腸ポリープ切除術が行われた。病理組織診断で、胃の病変は乳頭腺癌、深達度 m, ly0,v0 十二指腸ポリープは腺管腺腫であった。
| 備考 | 胃の絨毛腫瘍は欧米での頻度は0.24%、本邦では少なく、自験例を含めて13例の報告例がある。平均年齢67歳、男女比は9:4で13例中7例に低蛋白血症を認めている。
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