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症例提示(所在地,施設名等): 東京都・ 国立がんセンター中央病院と九州がんセンターの共同作成
症例登録日 2002/06/17
画像数 16
性別 男性
年齢 55-59
取得年代 1980-1984

X-P
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内視鏡
内視鏡
内視鏡
内視鏡
内視鏡
マクロ
ミクロ
ミクロ
ミクロ
ミクロ
ミクロ
ミクロ
その他

■症例詳細データ
病理学分類悪性上皮性腫瘍/腺癌
性別男性
年齢55-59
主訴腹痛、黒色便、体重減少(4kg/3ヶ月)
病歴腹痛および黒色便を認めるようになったため、近医にて諸検査を受けたところ、注腸X線検査にて横行結腸の狭窄を指摘され、精査・治療目的にて受診した。
既往歴痔(25歳時)。その他特記すべきものなし。
家族歴妹、肝臓癌
現症貧血・黄疸を認めず。腹部平坦で軟、明らかな腫瘤を触知せず。
表在リンパ節触知せず。
一般検査データ末梢血、異常を認めず。
血液総蛋白6.9g/dl 肝機能に異常を認めず。
AFP 24.1ng/ml, CEA 14.3ng/ml
血液検査に異常を認めず、尿検査異常なし。
経過 術前注腸X線で肝弯曲近くの横行結腸に3cmの2型の進行癌を認めた。さらに直腸Raには中心陥凹を伴う小平盤状隆起を認め、早期癌が疑われた。内視鏡検査でも同様で、横行結腸に2型の進行癌を認め、X線検査で指摘された直腸Raの病変は発赤した陥凹面を呈する10mm弱のIIc型病変として認められた。生検ではこの直腸病変からは高分化腺癌が認められた。以上の所見から右半結腸切除と直腸(〜S状結腸)の部分切除が施行された。



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