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症例提示(所在地,施設名等): 千葉県・ 旭中央病院
症例登録日 2002/06/27
画像数 19
性別 男性
年齢 70-74

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■症例詳細データ
病理学分類炎症性・潰瘍性疾患/虚血性腸炎
症例の種類稀な例
性別男性
年齢70-74
主訴腹痛
病歴糖尿病でインシュリン治療を受けていたが、感冒症状のためインシュリン注射をしなかった。その後、家人が意識障害に気づき、糖尿病性アミドーシスと診断され、緊急入院となった。インシュリン治療により回復したが、3ヶ月後、腹痛があり、腹部単純X線写真で、小腸イレウスの所見が認められた。
既往歴特記すべきことなし
家族歴特記すべきことなし
現症貧血・黄疸なく、表在リンパ節腫大もなかった。腹部は下腹部に圧痛を認めるほかには著変を認めなかった。
一般検査データ血圧 90mmHg (触診で収縮時血圧のみ)
脈拍 94/分   体温 35.7℃
WBC: 22900 Hb: 10.9g/dl PLT: 32.2万 CRP: 0.4mg/dl
経過造影CTで回盲部に腸管壁の肥厚を認めた。イレウス管を留置し、イレウスは改善した。そこで、小腸のX線造影を含む各種検査で小腸の両側性の狭窄性病変の存在が認められたが、確定診断に至らず開腹手術となった。
備考小腸の虚血性病変は細長い両側性の狭窄を伴いやすいことから、びまん性の癌との鑑別が必要となる。



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