
患者や家族のQOLの改善を目指して、自然の風景・風情をとりいれた「癒し・憩いの画像データベース」を公開中です。美しい花や自然の景観にリラックスしてください。
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[九州がんセンター]
[国立がんセンター]
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症例提示(所在地,施設名等): 長野県・ 信州大学附属病院 (Dr. 赤松)
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症例登録日 |
2002/09/02 |
画像数 |
12 |
性別 |
女性 |
年齢 |
50-54
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■症例詳細データ 病理学分類 | 炎症性・潰瘍性疾患/その他 | 症例の種類 | 典型例 | 性別 | 女性 | 年齢 | 50-54 | 主訴 | 粘血便, テネスムス | 病歴 | 粘血便とテネスムスがみられるようになり、紹介された。その間8kgの体重減少がみられた。
便培養は陰性で、アメーバ性大腸炎は生検組織所見、血清抗体価とも否定的であった。画像および生検組織所見より、cap polyposisと診断された。 | 既往歴 | 特記すべきことなし。 | 家族歴 | 特記すべきことなし。 | 現症 | 皮膚:異常なし。 眼瞼結膜:貧血なし。
眼球結膜:黄疸なし。 表在リンパ節:触知せず。
胸部:心、肺異常なし。 腹部:平坦・軟、圧痛なし。肝・脾触知せず。 四肢:異常なし。 | 一般検査データ | RBC 440万, Hb 12.7g/dl, TP 5.5g/dl, Alb 3.2g/dl, CRP 0.11mg/dl, α1-アンチトリプシンクリアランステスト 428ml/day (正常値 13ml/day以下) | 経過 | その後自覚症状の増悪と低蛋白血症の悪化を認めたため、完全静脈栄養とprednissolone 40mg/日の注腸療法を行ったところ一時症状は改善したが、食事摂取の開始とともに再燃した。そこで、S状結腸切除術を施行していったん症状は消失したが、6ヶ月後より再燃した。しかし、自覚症状は比較的落ち着いており、日常生活は支障なく送っている。 |

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