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成人T細胞白血病/リンパ腫 (ATL/L)
HTLV-Ⅰ(human T-lymphotropic virus type)により生じた末梢性T細胞リンパ腫で、多形性を示す腫瘍細胞のび慢性増殖を示す[kikuchiら.
2001]。すなわち、HTLV-Ⅰプロウイルスが腫瘍細胞DNAに単クローン性に組み... (続きを読む) HTLV-Ⅰ(human T-lymphotropic virus type)により生じた末梢性T細胞リンパ腫で、多形性を示す腫瘍細胞のび慢性増殖を示す[kikuchiら. 2001]。すなわち、HTLV-Ⅰプロウイルスが腫瘍細胞DNAに単クローン性に組み込まれている末梢性T細胞腫瘍である。腫瘍細胞の浸潤部位は、多くは末梢血、リンパ節である。それ以外に多いのは皮膚でありセザリー症候群と共に皮膚性T細胞リンパ腫として呼ばれることがある。 ATLLは4つの病型[Tkatsukiら.1994、kikuchiら2001,]と1つの病態に区分される。①急性型:ATLLの50~60%、多彩な臨床像にニューモシステイス肺炎や糞線虫症など日和見感染症を合併することがある。白血球の増加、高Ca血症、LDH血症をみる。②リンパ腫型:ATLLの20%、著明なリンパ腫を来たす。③慢性型:ATLLの20%、皮膚症状(紅皮症)を伴い、白血球の増加を認める。④くすぶり型:ATLLの5%、白血球は正常、ATL細胞は5%以下である。病態とは慢性型、くすぶり型からの転化である。 (たたむ) ![]()
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