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症例提示(所在地,施設名等): 福岡県・ 白十字病院 (Dr. 富永)
症例登録日 1999/01/01
画像数 20
性別 男性
年齢 60-64

X-P
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内視鏡
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内視鏡
内視鏡
内視鏡
内視鏡
内視鏡
内視鏡
内視鏡
CT
CT

■症例詳細データ
病理学分類寄生虫疾患/アニサキス
症例の種類稀な例
性別男性
年齢60-64
主訴上腹部痛。
病歴59才時に出血性胃潰瘍。平成11年3月、”ごまさば”を食べてから急に強い上腹部痛が出現。近くの医院を受診し、内服剤を服用するも効果ないため別の病院を受診し、入院となった。
既往歴上腹部に圧痛を認めたほかには、特記すべき異常所見なし。
一般検査データ末梢血白血球は8320/ul。その分画で、好酸球は14.7%と高値。貧血なし。生化学:CRP1.3mg/dlと高値。免疫血清学:IgE 560mg/dlと高値で、アニサキス抗体2.06(正常は1.50以下)であった。
経過病歴、症状よりアニサキス症が疑われ、発症より2日後に行われた胃X線検査と内視鏡の所見から胃アニサキス症と診断された。保存的治療で症状は軽快し、10日後に行われた胃内視鏡検査では、大きな腫瘤影は著名に縮小し、14日後に行われた胃X線検査でも、腫瘤影は消失した。



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