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症例提示(所在地,施設名等): 東京都・ 国立がんセンター中央病院と九州がんセンターの共同作成
TIC症例
症例登録日 2000/05/25
画像数 22
性別 女性
年齢 75-79

X-P
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内視鏡
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マクロ
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■症例詳細データ
病理学分類良性非上皮性腫瘍/血管腫
症例の種類稀な例
性別女性
年齢75-79
主訴舌の多発性腫瘍
病歴心窩部痛を訴えて来院。上部消化管のX線および内視鏡検査で、食道と胃に多発性の粘膜下腫瘍を発見された。また口腔内、舌、皮膚にも青色調の多発性腫瘍が認められ、口腔内の腫瘍からの生検にて血管腫と診断された。
既往歴特記すべきことなし。
家族歴家系内に同様の所見を示す者なし。その他、特記すべきことなし。
現症貧血、黄疸なし。肝・脾腫なく、表在リンパ節腫大なし。その他、上記の多発性腫瘍の他に、特記すべきことなし。
身体所見手背、前腕および口唇、舌に外見上、青みを帯びた多発性で弾性硬の腫瘍を認めた。
一般検査データ特記すべき異常データなし。
経過これまで、皮膚科、頭頚科、内科を受診するも、診断名は不明であった。しかし、初診時より24年後、これまでの所見を合わせて、総合的に青色ゴムまり様母斑症候群(Blue Rubber Bleb Nevus症候群)と診断された。青色調の腫瘍は、きわめて徐々に増大傾向があった。しかし臨床上、悪性化を示す所見は認められていない。
備考きわめて稀な症例である。病変は多くの器官や臓器にわたっているので、病変の存在自体を、画像にて知っておくことが大切である。



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