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症例提示(所在地,施設名等): 東京都・ 国立がんセンター中央病院と九州がんセンターの共同作成
症例登録日 2000/10/02
画像数 13
性別 男性
年齢 55-59

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■症例詳細データ
病理学分類悪性上皮性腫瘍/腺癌
症例の種類稀な例
性別男性
年齢55-59
主訴左下腹部のしこり
病歴風呂に入っている時、偶然に左下腹部に硬いしこりを触れるのに気付き、精査を求めて受診した。
既往歴特記すべきことなし。
家族歴特記すべきことなし。
現症左の下腹部に鶏卵大の硬い腫瘤を触れた。その他貧血なし。黄疸なし。肝・脾腫なし。表在リンパ節腫大なし。
一般検査データ特記すべき異常データなし。血清CEAも正常範囲。
経過外来での諸検査で、下行結腸の進行大腸癌と多発性憩室症と診断され、左半結腸切除術が施行された。術後の経過は良好で退院した。
備考多発する憩室症に進行した大腸癌を認めた例では、癌の部が憩室症によって描出され難い傾向があるので、注意が必要である。



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