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症例提示(所在地,施設名等): 熊本県・ 済生会熊本病院 (Dr. 吉田)
症例登録日 2002/10/31
画像数 17
性別 男性
年齢 65-69

X-P
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内視鏡
内視鏡
内視鏡
内視鏡
エコー
マクロ
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ミクロ
ミクロ
ミクロ
ミクロ
ミクロ
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■症例詳細データ
病理学分類悪性上皮性腫瘍/腺癌
症例の種類稀な例
性別男性
年齢65-69
主訴自覚症状なし
病歴これまで上部消化管内視鏡の検査歴なし。健診センターでの健診目的で行われた上部消化管内視鏡検査にて,胃体下部大弯に10mm大で浅い潰瘍を伴うIIc病変を認めた。生検にてGroup 5 (tub1)の結果であり,精査加療目的で,2週間後入院となる。
既往歴特記すべきことなし。
家族歴特記すべきことなし。
現症心音・肺の異常なし,腹部は平坦で軟,圧痛なし,表在リンパ節触知せず,その他特記すべき事なし
一般検査データWBC 3700, RBC 292万, Hb 10.8g/dl, Ht 46.6%, Plts 37.4万
Na 139, K 4.13, Cl 105, BUN 17.3, Cr 1.1, GOT 30, GPT 16, LDH 231, ALP 305, T-Bil 0.5, TP 7.0, Alb 3.9, CEA 1.8, 便潜血(+)
経過入院後精査を行い,内視鏡および胃透視上は深達度mと判断していたが,超音波内視鏡検査にてsm浸潤が否定できない所見が認められたことと,病変部近くにφ13mm大のGISTを認めたことから,腹腔鏡下幽門側胃切除術およびD1+No7, 8aのリンパ節廓清術を施行した。病理学組織学的には7×7mm,IIc病変で,潰瘍の影響と思われる限局した線維化の中にわずかに癌浸潤を認め,深達度sm2であった。GISTに関してはbenignであった。



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