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マントル細胞リンパ腫 (MCL)
 マントル細胞リンパ腫は、彌慢性、結節性あるいは濾胞マントル帯に小型~中型のリンパ球が単一に増殖するB細胞性腫瘍である。形態学的には核形不整(leaved)がみらえるが切れ込みはさほど強くない。初診時にはす...
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 マントル細胞リンパ腫は、彌慢性、結節性あるいは濾胞マントル帯に小型~中型のリンパ球が単一に増殖するB細胞性腫瘍である。形態学的には核形不整(leaved)がみらえるが切れ込みはさほど強くない。初診時にはすでに進行しており、リンパ節のほかに脾臓、骨髄、末梢血にもみられる。
表現型ではCD5(時に陰性)、CD43、bcl-2、cyclinD1、FMC7が陽性で、染色体ではt(11;14)(q13;q32)を認める。本型はcyclinD1蛋白質の過剰発現が細胞周期(G1期)に影響し癌化が起こるとされる。
発症年齢の中央値は60歳で男性に多く[Anon A,et al.1997]、生存中央値は3~5年で難治性とされ[Velders gA,et al.1996]、形態にて核分裂像が多いと(15視野で10~37.5以上)予後不良とされ[Argatoff LH,et al.1997]、またトリソミー12、p53変異も予後不良とされる[Velders gA,et al.1996]。
(たたむ)
DATA
画像数 8
性別
年齢 75-79
症例の種類 典型例

DATA
画像数 6
性別
年齢 10-14
症例の種類 -

DATA
画像数 6
性別
年齢 70-74
症例の種類 -

DATA
画像数 9
性別
年齢 75-79
症例の種類 -