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症例提示(所在地,施設名等): 福岡県・ - (福岡市南区, 高宮外科)
症例登録日 1999/01/01
画像数 28
性別 女性
年齢 55-59

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内視鏡
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■症例詳細データ
病理学分類炎症性・潰瘍性疾患/病原性大腸炎
性別女性
年齢55-59
主訴粘血性の下痢便。
病歴急に下腹部痛が出現し、粘液と血液が混じった下痢便をみるようになりました。翌日、医院を受診し、抗生物質の点滴と内服を受けましたが軽快しないため入院となりました。
既往歴46歳時に虫垂切除術
家族歴特記すべきことなし。
現症腹部は臍部から下腹部にかけて圧痛をみとめましたが、腹膜の刺激症状はありませんでした。直腸触診で粘血便がみとめられました。なお、36.8度の微熱を伴っておりました。
一般検査データ便潜血反応(+)、尿蛋白(+)のほかには特記すべき異常値は認められませんでした。しかし、発症より4日目では、白血球:14,000/μl、CRP:1.9mg/dlと高値を示しました。大便の培養で、病原性大腸菌O-157が検出されベロ毒素(VT1,VT2共に陽性)が確認されました。
経過臨床症状、X線と内視鏡像から、感染症腸炎または虚血性大腸炎が疑われ、補液と抗生物質の投与がなされました。その結果、発症後より続いた37度台の発熱と粘血便は3日後には治り、6ヶ月までに下痢便に少量の血流を混じるのみとなりました。




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