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症例提示(所在地,施設名等): 東京都・ 国立がんセンター中央病院と九州がんセンターの共同作成
症例登録日 2000/07/11
画像数 24
性別 男性
年齢 35-39

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内視鏡
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ミクロ
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■症例詳細データ
病理学分類炎症性・潰瘍性疾患/潰瘍性大腸炎
性別男性
年齢35-39
主訴粘血便
病歴10才頃より粘血便に気付くも、自然に治ったりしていたため、その都度、他院で、対症的な治療を受けていた。30才時、1日20回をこす粘血便、40度の高熱、全身衰弱のため歩行困難となり、他院に入院。その後、紹介により転院した。
既往歴特記すべきことなし。外国生活なし
家族歴特記すべきことなし。
現症体格は中肉中背。貧血あり、黄疸なし。肝臓・脾臓の腫大なし。表在リンパ節の腫大なし。
一般検査データ赤血球数:365万/μl、総蛋白:5.4g/dl、アルブミン:26g/dl、赤沈:1時間値37mm、CRP:強陽性、腫瘍マーカー:正常範囲、尿:著変なし。胸部X線写真:異常なし。
経過副腎皮質ホルモン、ACTH、サラゾピリンの治療で、症状、病状は軽快した。しかし、45才時、再び高熱、10kgの体重減少、1日30回の粘血便出現、赤沈1時間値120mm、貧血(赤血球数286万/μl)など、全身状態が不良となり、再入院。副腎皮質ホルモンの増量、輸液などにより、病状は軽快した。以後、季節の変わり目に病状の増悪傾向があるも、外来でコントロールされている。
備考緩解と増悪を繰り返す全大腸型、偽ポリポーシス(炎症性ポリポーシス)型の潰瘍性大腸炎です。10年以上にわたる経過で、腸管の狭小化、炎症性ポリポーシスの推移がみられます。



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