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症例提示(所在地,施設名等): 東京都・ 国立がんセンター中央病院と九州がんセンターの共同作成
TIC症例
症例登録日 2001/03/27
画像数 15
性別 女性
年齢 55-59

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■症例詳細データ
病理学分類転移性腫瘍/
性別女性
年齢55-59
主訴腹痛
病歴8ヶ月前に、原発性の肺癌(未分化癌)と診断された。その後の経過観察中、腹痛と消化管出血があり、胃と大腸を検査するも著変なかった。そこで、小腸X線検査が行われ、回腸中部に腫瘍が発見された。
家族歴父--肺癌。
現症貧血あり、黄疸なし。開胸術後の状態。肝・脾腫なし、表在リンパ節腫大なし。
一般検査データ白血球数--7,800、赤血球数--342万、血色素--9.5g/dl、
Ht--28.9%、血清総蛋白6.7g/dl、アルブミン--3.3g/dl、
LDH:673、腫瘍マーカー:CEA--1.3. その他正常範囲
経過腹痛が生じイレウス状態となり、開腹手術にて7cm大の小腸腫瘍が切除された。その際、この腫瘍の他に3cm大の別の転移性腫瘍も摘出された。病理組織学的には、共に肺癌の小腸転移と診断された。
備考肺癌からの小腸への脈管性転移は、原発性の小腸癌より多くみられる。肺癌の患者さんで、出血、イレウスを生じた場合は、小腸への転移を疑って診断することが大切である。



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